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Blog 2016年7月
掛川市松ヶ丘
8月12日(金) 13:30 から
掛川の松ヶ丘にて、
常葉大学と静岡文化芸術大学の合同発表会を行います。
松ヶ丘というのは、
1856年に建てられた豪商屋敷で、
現在は掛川市の「松ヶ丘プロジェクト推進委員会」による
保存活用計画が進められている
景観と一体となった日本家屋が魅力の建物です。
今回、常葉大学と静岡文化芸術大学がそれぞれの前期の授業内で
この建物の保存活用の課題に取り組んできました。
授業は別々で進められてきましたが、
同じ素材の課題なので、
課題の発表は一緒に行いましょうということになり、
今回の合同発表となりました。
予定はざっくりですが、
13:30-14:40 学生発表(10名程度)
14:50-16:00 講評+ディスカッション
真夏の暑い中ですが、
興味のある方、お暇な方、ぜひぜひ足をお運びください。
観覧は自由です。
無料です。
いろいろな方に見に来ていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
↓ 掛川市松ヶ丘 「松ヶ丘プロジェクト」
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/.../bunk.../matsugaoka.html
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月31日 23:11
サザエの貝殻
自然界にあるものの形には特に驚かされてしまうことが多いです。
ある人に見せられた2つの貝殻。
突起のあるタイプとないタイプの2種類のサザエ。
突起のないタイプ(左)が瀬戸内海の穏やかな内海で獲れたもの。
突起のあるタイプ(右)が波の荒い外海で獲れたものだそうです。
驚くのは、内海で育ったサザエを外海に放つと、
突起物がぐぐっと伸びてきて外海で育ったタイプと同じような形になり、
外海で育ったサザエを内海に放つと、
突起物がだんだん小さくなり内海で育ったタイプと同じような形になるのだということ。
これは突起物の役目が、
波に流されないように岩肌にがっしり引っかかるようにするためだからであり、
波の状態によってサザエ自身がその形を変えているのだそうです。
おもしろい!
突起物をよーく見てみるとこんな感じです。
突起物って、貝殻からにょきにょき生えてくるのではなく、
貝殻の表面のひだ状のものがクルッとなってできているのがわかります。
つまり、表面が布のようになっていて、
それがたるむことで一部を隆起させて突起物を形作っているのです。
表面積を変化させることで突起物を作ったりなくしたり・・・。
今までこんなじっくりサザエの貝殻を見たことなかったので、
こんなメカニズムになっていたのかと、とても感心してしまいます。
環境によってその姿を変え、無駄のない動きで形を変化しようとするサザエの貝殻。
自然界のモノはすごく合理的で美しいです。
こんな貝殻でも、見習うことが多いですよね。
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月30日 17:25
中間発表
自分が卒業制作をやったのがもう20年近く前、
あれからずいぶん時間は経ったけど、
それなりに覚えておりまして、
思い返せば、恥ずかしい作品だったなと・・・。
そんな自分のことは棚に上げ、
1人1人の発表にできるだけコメントをしていきます。
今年は30人近くいるため、
13:30から始まり、終わったのが18:00過ぎ。
かなりの長時間。
疲れますね、やっぱり。
きっと学生も疲れきったでしょう。
こちらもコメントをする以上、
しっかり耳を傾け、頭の中をフル回転させて対応するのですが、
これがそれなりに頭の体操になるのです。
学生に鍛えられている感じです。
僕にとってもいい刺激になりました。
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月16日 18:58
伊豆石採掘場跡
伊豆石は伊豆で採れる石の総称。
大きくは2種類あり、ひとつは硬質の安山岩系の石。
もうひとつが軟質の凝灰岩系の石。
安山岩系の石は真鶴や根府川、熱海あたりで採れ、凝灰岩系の石は松崎や西伊豆で採れるようです。
海外線沿いだけでなく、狩野川の河川沿いも運搬に便利で石丁場跡が多いです。
今回見させていただいたのは、狩野川沿いの凝灰岩系の伊豆石の採掘場跡。
青緑のざらざらした質感のとても肌触りの良い品のある感じの石の山。
そこに採掘場としての洞窟が口を開けていて、
足を踏み入れると、まるで探検家になった気分。
ひんやりとした空気が頬をなでていきます。
暗い闇の中をライトで照らすと、垂直に切り取られた壁があり、
神殿の中にいるような気分でもあります。
こういう場を見ると、
その素材に対しての魅力がぐっと増すような気がします。
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月10日 11:02
火の見会
この会がスタートしてもう16年になる。
飽きずによく続いているなと思う。
火の見会とは「火の見櫓からまちづくりを考える会」の略。
この会が今まで何をしてきたかというと、
現存する火の見櫓を記録に残したり、
数年後に追跡調査してみたり、
本にまとめて出版までしてみたり・・・、
最近では、文化財登録の手助けなんかもしている。
火の見櫓の歴史的文化的価値(たとえば次の①~③)、
①地域防災のシンボル的価値
②地域の風景としてのランドマーク的価値
③屋根、見張台、立姿に見られるデザイン的価値
これらの観点で見てみると、
思っている以上に深いものなのです。
年々、こういう地域遺産は大切にしていきたいなと感じます。
火の見櫓は老朽化等の問題で年々数が減っているのは事実。
ちなみに富士山周辺だと、
富士宮市28→13基、富士市15→7基、裾野市5→0基、御殿場市7→4基、小山町14→3基、
となっており、ここ15年ぐらいで約6割が滅失されてます。
でも、やっぱり壊す前に今一度考えてもらいたいなと・・・。
本当に文化財としての価値があるものなのですよ。
会合が終わるといつもの消火活動へ。
火の見会→飲み会 です。
これも会が長続きしている秘訣のひとつですね。
写真は富士宮市北山にある火の見櫓です。
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月 3日 23:19
紅葉山庭園
(伊達剛建築設計事務所) 2016年7月 1日 11:21
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