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火の見会

昨日はひさしぶりの火の見会の集まり。

この会がスタートしてもう16年になる。

飽きずによく続いているなと思う。

火の見会とは「火の見櫓からまちづくりを考える会」の略。

この会が今まで何をしてきたかというと、

現存する火の見櫓を記録に残したり、

数年後に追跡調査してみたり、

本にまとめて出版までしてみたり・・・、

最近では、文化財登録の手助けなんかもしている。



火の見櫓の歴史的文化的価値(たとえば次の①~③)、

①地域防災のシンボル的価値

②地域の風景としてのランドマーク的価値

③屋根、見張台、立姿に見られるデザイン的価値

これらの観点で見てみると、

思っている以上に深いものなのです。

年々、こういう地域遺産は大切にしていきたいなと感じます。



火の見櫓は老朽化等の問題で年々数が減っているのは事実。

ちなみに富士山周辺だと、

富士宮市28→13基、富士市15→7基、裾野市5→0基、御殿場市7→4基、小山町14→3基、

となっており、ここ15年ぐらいで約6割が滅失されてます。

でも、やっぱり壊す前に今一度考えてもらいたいなと・・・。

本当に文化財としての価値があるものなのですよ。



会合が終わるといつもの消火活動へ。

火の見会→飲み会 です。

これも会が長続きしている秘訣のひとつですね。



写真は富士宮市北山にある火の見櫓です。

P1300257.jpg

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